水面(みなも)に映ったあなたの姿 ~「ダメな自分」が消え去る時・・・ ~
「ダメな自分(あなた)」というものは実在しません。
それは「鏡に映ったあなた」のように、実際には存在していないのです。
「人間としての自分」、つまり「本当のあなた」の乗り物にしか過ぎない「パーソナリティ(肉体/精神)」は、世界の一部分にしか過ぎないがゆえに不完全な存在であるため、時に「ダメな私」として思える時があるものです。
誰でも、そのような時というのは苦しいものです。
ですが、ダメであるか立派であるかは、その人のダメさや立派さを測(はか)る物差しによっても変わってきます。
また、他人は自分好みの物差しによって、好き勝手にあなたを責めたりするものですが、あなたまでもがあなたのことを責めていたのでは、あまりにもあなたが可哀(かわい)そうであります。
不完全な存在である「人間としての自分」は、時に愚(おろ)かでダメダメな振る舞いをいたしますが、その本質として存在している「永遠に不変な実在である本当のあなた」とは、決してダメダメなんかではありません。
そのような「永遠に不変な実在」としての「真なる自己(魂)としてのあなた」とは、どのような物差しをもってしても測(はか)りきることはできないものなのです。
ですから、あなたが正しい自己同一視をしている時、つまり「透明で純粋なもの」、すなわち純粋意識と自己同一視している時には、「ダメな私とは幻想に過ぎない」ということが自明のこととしてわかるでしょう。
それが「真なる自己の目覚めの意識状態」にあるということです。
永続的にそのような意識状態にあるならば、それを悟りと呼んでもいいでしょう。
しかしあなたが誤った自己同一視をしている時、つまり不完全な存在である「人間としての自分」と自己同一視している時には、自分が愚かに思えたり、テングになったりを繰り返すこととなるでしょう。
それは「真なる自己としての眠りの意識状態」に陥(おちい)っているからなのです。
あなたが私からの直接伝達によって受けとった「透明で純粋なもの」、すなわち純粋意識と一つになっていれば、「ダメな自分」を責めてしまうなどといった、そのような苦しみからも解放されます。
そのような苦しみそのものが、消滅します。
それが本当のあなたの正しい姿、真なる自己としての正しい在り方であるからです。
そのようなあなたとして在れば、「ダメな自分という想念」が落ちていきます。
「ダメな自分」などといった思いやビジョンは、真なる自己(魂)としてのあなたの眠りによる夢、すなわち大いなる幻想に過ぎなかったという理解が自ずと生じてきます。
ですから、もうあなたは心配することはありません。
これからは「ダメな自分」という幻想を信じ込んで、苦しむ必要もありません。
本当のあなたは、これまでも、これからも、「汚れなき純粋な存在」として永遠に輝きつづけます。
だから、どうぞ忘れないでいてください。
波打つ水面(みなも)に映ったあなたの姿は、
ゆがんで見えてしまうものなのです・・・
そして、いつの日にか
あなたと純粋意識とが一つになった時、
心(水面)の波は、永遠に静まるのです・・・
それは思考(考え)や感情(想い)がなくなるということではありません。
大いなる幻想(水面の揺れによるゆがみ)が消滅し、その透明で純粋な心(水面)は「本当のあなた」の姿を映し出してくれるということなのです。
そして「偽(いつわ)りの自分の姿」を眺めては、がっくりしたり苦しんだりすることからも永遠に解放されるのです。
それが真なる自己(魂)としての眠りによる夢から醒(さ)めるということなのです。
ねっ (^^♪
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