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自己意識

「やり方」と「在り方」

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真なる自己目覚めを再現するための「やり方」を教えるのは簡単だが、その目覚めを継続させるための「在り方」から言葉で教える必要がある場合には時間がかかってしまうものである。

本来、「在り方」とは、言葉で教わるものではないからである。

だから、それが分からない人は、師のそばにいることによって学ぶしかないのだ。

学ぶには、真似ることが最初となるからである。

そういう意味でも、僧院での共同生活というものが機能していたのだろうと改めて思う。

 

しかし限られた時間の中で行う現代のセッションにおいては、それらを伝えることが困難となる。

限られた時間の中で何とか伝えようとするのだが、その重要性が理解できない相手からすれば、「なんでお金払ってまで、そんな話を聞かなきゃならないんだ!」「早く直接伝達しやがれ!」と腹の中で思っていることも私にはわかっているのである。

私だってサイレンス・セッションでの直接伝達の方が楽だし稼ぎも良いわけだけど、相手のために良かれと思って、きちんと説明をして反感のリスクを背負ってまであえてダイアローグ・セッションを提案しているわけでね・・・

そんな私の想いに気づくことはずもなく・・・

そして彼ら彼女らは去っていく・・・

その立ち去る時に、彼ら彼女らのお下劣な本性が現れるのが常である。

決して若さだけの問題ではあるまい。

 

「やはりな・・・」

そうして、私が感じていたことが間違いではなかったことを改めて実感する。

 

そうやって、目覚めを受けとるに値しない人たちが淘汰されていくのでありましょう。

必然の成り行きとして・・・

 

 

と、ここで話は変わり、新たな感想をいただきました。

Aさんもついに、想念の次元であるこちら側の重力圏から、想念から解放されたあちら側の重力圏に移行されたように思います。

ちなみに、下のAさんから毎週いただいているご感想は、「ノーコンタクトでの直接伝達」という初めての試みで参加者にどのような変化が起きているのかを知りたいがために、私の方からお願いをして書いていただいているものです。

メールでのやりとりにしましても。

ですからそれらは通常はセッションで行うやりとりであり、プライベートでこのようなメールでのやり取りをすることは基本的にはありません。

第1回「ノーコンタクトでの直接伝達」の感想(44歳/女性/京都府在住/探究歴:2.5年)

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