眠らないでいてください・・・
この記事は2019.12.17、19:00に更新いたしました。
更新内容:記事に加筆修正をしました。
眠らないでいてください・・・
眠らないでいてください・・・
つまり、「あなた」は「心」や「身体」と自己同一化してはならない。
「心」や「身体」との自己同一化。
要は、「心」や「身体」のことを「私(自己)」だと思い込んでしまうということだね。
もっとスッキリ言うなら、
心身との自己同一化。
それは自己意識としてのあなたの眠りであり、その行きつく先は自己意識としてのあなたの死なのだ。
つまり、あなたは肉体としての死の前に、すでに死んでしまう。
それは、もはや「あなた」の人生ではなく、奴隷(どれい)としての日々だけが続いていくような人生だ。
しかし奴隷(どれい)と言っても、なにもそれは古代の話などではない。
現代の満員電車は、そのような奴隷(どれい)たちでごった返している。
彼らの目は死んでいる。
つまり、その目の奥には「私(自己)」がいない・・・
瞳の奥に誰もいない、その空虚な眼差し・・・
それは、もはや「彼ら」の人生ではなく、絶え間ない衝動や欲求に突き動かされることによって操(あやつ)られた奴隷(どれい)のような人生だ。
羊飼い(想念、衝動、欲求)に追い立てられる羊(人間)たち。
これが肉体の死の前に自己が死んでしまった人たちの人生だ。
たとえ「心」や「身体」は生きていても、
その前に「あなた」が死んでしまえば、
人間にとっての生とは、ただの不必要な苦しみでしかありません。
だから、どうか「あなた」だけは眠らないでいてください。
自力で起きることができない人は、完全に起きている人を見つけて、起こしてもらってください。
あなたがこれまでの生において善行を積み上げてきたのであれば、あなたがそのようなハートの持ち主であれば、彼は手伝ってくれるかもしれません。
眠らないでいてください。
どうか、眠らないでいてください。
これが「私」の想いであり、願いです。
私が話しかけているのは、○○○○(あなたの姓名)と名付けられた肉体ではなく、その奥にいる「あなた」です。
もっと理解を深めたい・・・
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