自己意識

この記事は2018年12月29日、7:05に更新しました。

更新内容:「『自己意識』とは」冒頭に2つの文章を追加しました。

 

知覚されうるものは、あなたではない

自分の心や身体というものは、「知覚可能な対象物」である。

あなたは自分の心を感じとることができ、自分の身体を触ることや見ることができる。

だから、心も体もあなたではない。

あなたとは、自分の心や体などといった「知覚の客体(対象物)」を「知覚している主体」なのである。

 

目次

  1. 『自己意識』の別称
  2. 『自己意識』とは
  3. 『自己意識』が目覚めているかの検証
  4. 『自己意識』を目覚めさせるための方法

『自己意識』の別称

主人公/本来の面目〈禅〉、自己意識〈グルジェフ〉、内なる「私」という感覚/主観的に体験された「私」という感覚〈ラマナ・マハルシ〉[引用/『あるがままに』著者:ラマナ・マハルシ/99p]

『自己意識』とは

意識としてのあなた。

認識や知覚の主体としてのあなた

 

すべての存在の根源である一なるものと一体である魂から放射された個としての意識。

動的な魂。

「個人としてのあなた」の意識・存在・気づきの本質・中心。

「知性/感受性としてのあなた」の背後にいる観照者。

対象に自己同一化して分裂する以前のあなた。

 

真正な意味における「私」つまり個人的意識の本質である自己(自己意識)/自我(自我意識)[以下、自己とする] とは、究極的に言いますと実体ではなく、自己意識の根源である一なるものの個として働いている機能にしか過ぎません。

一なるものというミラーボールに、個としての自己意識という小さな鏡がたくさん張り巡らされているようなイメージとでも言いましょうか。

 

そのような自己とは、不変で単一で永続的なものであります。

でなければいくつもの「私」がいて、どれが本当の「私」なのかわかるはずがありません。

 

思考感情感覚などは多様であり変化し続けます。

ですから、それらは自己の対象物、つまり自己の内容物という意味においては、自己の一部ではありますが、自己そのものではありません。

 

思考や感情や感覚などを認識する知性感受性は、不変で永続的なものではありますが、知性と感受性との二つに分割されているため、自己そのものではなく、分割された自己の機能と言えます。

自己が世界を認識するための二つの窓口と考えていただいてもよろしいかと思います。

ちなみに知性や感受性の機能中枢も、知性中枢は頭部、感受性中枢は胸部といといった風に二つに分割されております。

 

思考感情感覚など、またそれらを認識する知性感受性の背後で、それらの動きや働きを観照しているのが自己であります。

そのような自己とは、不変で単一で永続的なものなのです。

 

一なるもの/狭義の真我

真なる自己/広義の真我

自己(自己意識)「私」

↓              ↓

 知性としての機能     感受性としての機能

 ↓              ↓

  思考            感情・感覚

 

ラマナ・マハルシの言葉に出てくるような「私」という感覚と言っても、感覚として感じとれるものではありません。

なぜなら自己意識は、感じとられる対象ではなく、感じとる主体であるからです。

ですから自己意識は、直接的に自覚することしかできません。

直覚するとでも言えばよいのでしょうか。

 

自己意識が目覚めている人は、記憶力において圧倒的に優れています。

特に、自分にまつわる遠い過去の出来事などは、まるでついさっきの出来事のように細かいところまで非常に鮮明な記憶を取り出すことができます。

なぜならあの時あの場所に、『(自己としての)私』がいたからです。

 

反対に、『私』がいない人にとっては、想念や出来事の絶え間ない流れがあるばかりで、肝心な覚えている『私』が断片的にしか存在していないのです。

 

あなたが自己意識として存在するためには、自分の心や体の変化に気づいていることと同時に、それらに気づいている『あなた』という存在にも気づきの矢を向けていなければなりません。

『自己意識』が目覚めているかの検証

  • たとえ思考や感情などに巻き込まれることがあっても、『思考や感情など』と『それらに巻き込まれている私』とを明確に区別できていて、なおかつ思考や感情の方ではなく『私』の方に自己としての主体感覚が常にあること。
  • 意志の遂行を妨げるような強い想念や衝動に巻き込まれることがあっても、意志を貫くことができること。
  • 何かの行為をしている時、その行為への注意や気づきと同時に、行為をしている自分への注意や気づきがあること。
  • わき起こってくる思考や想念は、私の内部のものではなく、の外部のもの、の外側からやってくるものとして感じられること。

『自己意識』を目覚めさせるための方法

  1. 知性と思考の分離
  2. 感受性と感情の分離
  3. 注意の分割【会員専用】

 

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