均衡理論〜多次元的な集中とくつろぎのエネルギーバランス〜
この記事は2021.3.2、8:00に更新しました。
更新内容:序文にささやかな加筆をいたしました。
はじめに
恋愛や友人関係などに基づく幸せにおいては、興奮と安らぎのバランスが大切な要素となるように、意識としてのあなた、すなわち自己の進化においては、集中とくつろぎのエネルギーバランスが重要となります。
牛肉の等級においては、赤身と脂身とのバランスが重要なのであるが、赤身と脂身が別々に別れていては意味がない。
食には好みがあるので、それが美味しいと感じられるか否かは別とするにしても、霜(しも)降り肉のように、赤身の中にほどよく脂身のサシが入っているのが上質のものとされている、ということに似ている。
意識としての自己の進化において、わたくし独自の理論に基づいて構築されている均衡理論(きんこうりろん)の柱となるのは、「多次元的な集中とくつろぎのエネルギーバランス」であります。
つまり、一口に集中とくつろぎのエネルギーバランスと言っても、いわゆる意志に基づいて行われているような肉体精神レベルでの表面的な集中とくつろぎのエネルギーバランスや、進化した意識としての在り方によって自ずと生じているような高次の集中とくつろぎのエネルギーバランスなどといったように、いくつかの異なる次元(意識の層)における集中とくつろぎのエネルギーバランスというものがあるということです。
均衡理論の第一段階における「集中とくつろぎのエネルギーバランス」
その第一段階は、(第一段階の次元における)集中の中枢である前部ヘッド・センターと、(第一段階の次元における)くつろぎの中枢である後部ヘッド・センターとの融合によって自然発生的に生じる集中とくつろぎの均衡であります。
均衡理論の第一段階の次元における「集中とくつろぎの均衡」は、前部ヘッド・センターと後部ヘッド・センターとの融合によって、もたらされます。
「第一段階」における機能と中枢
集中 | くつろぎ | |
ノーコンタクト・セッション | ヘッドセンターの直接伝達 | 純粋意識の直接伝達 |
中枢 | 前部ヘッド・センター | 後部ヘッド・センター |
ヘッド・センター |
均衡理論の第二段階における「集中とくつろぎのエネルギーバランス」
均衡理論の第二段階におきましては、前部ヘッド・センターと後部ヘッド・センターとの融合体であるヘッド・センターが、集中のセンターとなります。
ヘッド・センターには、(第一段階における)集中の中枢である前部ヘッド・センターと、(第一段階における)くつろぎの中枢である後部ヘッド・センターとが内包されています。
ですが第二段階におきましては、集中とくつろぎの次元がより高くなりますので、第一段階における集中とくつろぎを内包しているヘッド・センターは、より高次の意識の次元である第二段階においては集中のセンターとなるのです。
第一段階における集中とくつろぎを内包しているので、そのような意味からも、ヘッド・センターが第二段階という高次の次元においての「集中の中枢」となる所以がおわかりになるかと思います。
「第二段階」における機能と中枢
機能 | 集中 | くつろぎ |
中枢 | ヘッド・センター | くつろぎのセンター |
悟りに至る道において必須となるのは「自己意識としてのあなたが純粋意識との接触状態にある」ことです。
純粋意識があなたの意識内に充満しなければ、意識の根源からの絶え間ない引き込みが生じないからです。
詳しくお知りになりたい方は、以下の記事等をご覧ください。
そして、
ヘッド・センターが「意識としてのあなたと純粋意識とをつなぐ扉(とびら)」だとすれば、くつろぎのセンターは「その扉をしっかりと開くために鍵(かぎ)=キーのようなもの」である。
と言うことができます。
これまで歴代の覚者らによってすら言及されることがなかった、この安らぎのセンターも、均衡理論に照らしてみると「悟りをもたらす内的状態」の一つとして、極めて重要な意味を持っているということが見えてきました。
ですが、くつろぎのセンターは悟りに必須となるものとして認識されていませんので、悟りや目覚めと深い関係があるとは、気づきにくいのです。
しかし探究時代の私は、くつろぎのセンターを結晶化させるために、独自の実践法を試行錯誤しながら多大な時間と労力を費やしてきました。
もちろん当時は、それが高次のくつろぎのセンター、すなわち内的なくつろぎを深めるセンターになる、などとは思いもしていなかったわけですが・・・
今では均衡理論の発見によって、その努力が無駄ではなかったどころか、必須であったことを確信してます。
しかし、このことを理解してもらえるかは、その人のヘッド・センターの完成度によって異なることは明らかです。
ヘッド・センターが活性化すらしていない人には、確かめようがないでしょう。
なぜなら、いくら扉を開くための鍵を持っていても、肝心な開くための扉がなければ、その鍵が、その扉を開くための鍵なのかどうかを確かめようがないでしょ?
なのに、悟り系スピリチュアル教師や仏教的な団体において行われている指導というものは、片っ端からに鍵を集めさせているだけのことなのです。
開けるべき肝心な扉が、どこにあるのかも知らないままに・・・
だから結果が出ない。
当然のことながら、その鍵が正しいものかどうかさえも確かめようがないという悲しい現実があるというわけです。
たとえ瞑想やエネルギー・ワーク等によって特別な体験の数は増えても、肝心なあなたそのものに変容が起きないから、あなたは従来と同じ問題に苦しみ続けることとなる。
なので、現代の探究者は知性をも高め、正しい知識を直感的に分別できるくらいに賢くならなければなりません。
ですが、ヘッド・センターという扉があれば、その鍵を使ってただちに開くことができます。
すなわち、くつろぎのセンターが活性化または結晶していれば、「ヘッド・センターとくつろぎのセンターとの連動」による、その多大な効果によって、純粋意識の流入が強まったことを実感してもらえるでしょう。
そして、自己の根源からの絶え間ない引き込みへと速やかに移行していくことでしょう。
均衡理論における、その他の側面
集中 | くつろぎ | |
心身においての影響 | 緊張 | 弛緩 |
具体的な取り組み | 気づき | 明け渡し |
働きかけ | 自力 | 他力 |
ヘッド・センターにおいてのエネルギーの方向性 | 凝縮 | 拡散 |
優勢となるエネルギー | 男性エネルギー | 女性エネルギー |
優勢となる脳の活動 | 左脳的 | 右脳的 |
エネルギーの方向 | 上昇 | 下降 |
伝統的技法 | 臨済宗的な瞑想(座禅) | 曹洞宗的な瞑想(座禅) |
その他の技法 | マインドフルネス |
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