悟りとは~自己を忘れるということ~

悟りとは、「自己を忘れること」すなわち「通常のあなたのことを忘れること」であります。

「通常のあなた」とは、心や体のことである。

 

生き物というものは、「正常な状態」「自然な状態」においては身体のことは意識しない。

だからこそ「異常な状態」「不自然な状態」が訪れた時に、あなたは気づくことができます。

それが変化に反応するという根源的、本能的な機能です。

心の原型、個としてのあなたの原型と言っても良いでしょう。

 

若くて健康な子供たちは身体をほとんど意識しません。

空腹や喉の渇きを感じた時くらいでしょう。

そこでようやく「このままでは危険だぞ」というシグナルが鳴り出すわけです。

 

ですから人は病気というある意味で「不自然な状態」になると、身体を強く意識します。

 

心においても同様です。

穏やかで安らかな熟睡中は、体のみならず心のことすら意識しません。

その睡眠の中でのあなたが、穏やかで安らかであることすら意識していません。

 

悟りとは、心や身体を意識せずとも、物事が自然になされていた幼き日のような「自然な状態に帰ること」です。

言い換えるなら、苦しみとは自己を意識することから生じてくるものです。

 

第三の目とは「エゴや知性の中枢」でもありますから、聖なるものとの接触がないまま第三の目だけを目覚めさせてしまうと自己を過剰に意識した意識状態となってしまいます。

そのような在り方は、正常な在り方とは言えません。

もうおわかりのように、あなたの苦しみを増やす場合があるのです。

ですから、第三の目を目覚めさせるならば、聖なるものとのつながりを取り戻すことと共に進めて行かなければなりません。

 

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