ステート・オブ・プレゼンス
この記事は2018年6月18日、15:15に更新しました。
ステート・オブ・プレゼンス
フーマン・エマミやアジズ・クリストフ(アナディ)が言うところの「ステート・オブ・プレゼンス」。
ヨガでいうところの『第三の目/サードアイ・チャクラ/第六チャクラ』です。
この記事では、私が「ステート・オブ・プレゼンス」を数日で確立するに至ったその方法(やり方)を中心にして、このステート・オブ・プレゼンスとは「本当は何なのか?」「何のために必要なのか?」「目覚めや確立(定着)のための簡単で効果的な方法」や「その感覚」等においてを、私の体験に基づく理解による観点からお伝えしようと思います。
なお、私のもとにいらっしゃるお客さんには、「アジズの教えに従ってスピリチュアル・ワークを行っていて、行き詰ってしまったから私のセッションを受けたい」という方が多いですものから、このような記事を掲載しておりますが、それは「私がアジズやフーマンを、スピリチュアル・マスターまたは教師として支持しているからというわけではない」ということは、ご理解ください。
ステート・オブ・プレゼンスとは
アジズの教えにおいて、悟りに必要な三本柱は気づき(アウェアネス)とビーイングとハートです。
ステート・オブ・プレゼンスとは、自己意識や気づき(アウェアネス)の機能を司る中枢(センター)に相当します。
間違えていけない大切なことは、
ステート・オブ・プレゼンスとは、自己意識や気づき(アウェアネス)の機能中枢であり、自己意識や気づき(アウェアネス)そのものではない。
ということです。
胸部は「感受性の機能中枢」でありますが、胸部が感受性そのものではないということ同様です。
自己意識としてのあなたが、ステート・オブ・プレゼンスという自己意識の機能中枢(道具)の働きを通して、知覚をしているわけです。
気づき(アウェアネス)という言葉を用いるならば、ステート・オブ・プレゼンスとは、あくまでも「気づき(アウェアネス)の中枢(センター)」であり、気づき(アウェアネス)の根源・源泉ではないということです。
つまり、マハラジやプンジャジなどが言うところの「あなたは、すでに気づきなのだ。」というような意味で使われているような気づき(アウェアネス)そのものや気づき(アウェアネス)の根源・源泉のことではないというです。
ですからマハラジの言うところの、『純粋な気づき(アウェアネス)』のことではありません。
ステート・オブ・プレゼンスとは、肉体の次元においての、いわゆる気づき(アウェアネス)の中枢として機能する場所のことであります。
感受性の中枢は、肉体の次元においては胸部にありますが、胸部が感受性そのものや感受性の根源・源泉ではないことと同様であります。
気づき(アウェアネス)の根源・源泉は非顕現(非二元の次元)と顕現(肉体/精神の次元や自己の次元)との中間(聖なる次元)とでも言えるような次元にありますが、ステート・オブ・プレゼンスとは明らかに顕現の次元(肉体/精神の次元や自己の次元)において体験されるものであることからもお分かりだと思います。
気づき(アウェアネス)という言葉では誤解が生まれやすいので、私は自己意識の中枢であると指導しています。
「知性(思考)の中枢(思考活動の中心となる器官)」が脳に位置する頭部にあり、「感受性(感情)の中枢」が胸部にあることは、知的にも感覚的にも理解できますよね。
実は「気づきの中枢」も潜在的には頭部に存在しています。
ですが通常、「気づきの中枢」が自覚されることがありません。
なぜなら「気づきの中枢の本来の機能」がほとんど機能していないからです。
「気づきの中枢の本来の機能」とは、
「あなたが見ている自分」への気づきと共に、「自分を見ているあなた」への気づきをも、同時にもたらすことです。
「あなたが見ている自分」とは「あなたに見られている自分」のことであり、具体的に言えば「あなたの心の動き(心の景色)や体の状態など」のことです。
「自分を見ているあなた」とは、「あなたの心の動き(心の景色)や体の状態など」を見ている「意識の中心としてのあなた」のことです。
そんな「気づき中枢(センター)」として機能するステート・オブ・プレゼンスが目覚めると、その感覚は眉間の数センチ内側における「ジリジリとした微細なバイブレーション(振動)」として現れるため、あなたがそこに留意することで、「あなた」と「思考(想念)」との間に距離をとることができるようになります。
ですから、「あなた」が「思考(想念)」に巻き込まれても、すぐに切り離すことができるようになるということです。
ステート・オブ・プレゼンスの目覚めや確立だけで、「もう二度と思考に巻き込まれなくなる」というわけではありません。
ですが、このことは心という名の牢獄に閉じ込められて、ネガティブな思考(想念)に巻き込まれて苦しんでいる方にとっては、その苦しみからの解放に向けての大きな一歩となります。
とはいえ、ステート・オブ・プレゼンスとは、この「肉体/精神の次元から自己(自我)の次元に移行・拡大するためのツール」の一つです。
ですからステート・オブ・プレゼンスとは、「霊性(スピリチュアリティ、真なる自己)としてのあなた目覚め」ではなく、「自己(自我)としてのあなたの目覚め」すなわち「人間としてのあなたの目覚め」の証の一つに過ぎません。
なのでステート・オブ・プレゼンスが結晶化していなくとも、自己(自我)として目覚めている方は存在します。
過去の私のように、スピリチュアリティに興味もなかった人間が、わずか数日で何の苦労もなく結晶化・確立・定着させることができたという事実もまた、その証左であります。
ステート・オブ・プレゼンスという脳における振動自体は、自己意識そのものではない。
『自己意識』と『自己意識の中枢であるステート・オブ・プレゼンス』は別のものである。
ステート・オブ・プレゼンス≠自己意識
ステート・オブ・プレゼンス=自己意識の中枢
つまり『脳の振動としてのステート・オブ・プレゼンス』というものは、自己意識の本質ではなく、その属性に過ぎないということです。
それは例えて言えば、こういうことです。
人間には、誰にでもたとえわずかなものであれ、人間特有の匂いがあります。
ですが人間の匂い(属性)は、人間(本質)ではありません。
ですから人間の匂いがほとんど感じられないからと言って、人間がいないということにはなりません。
同様に、脳の振動としてのステートオブプレゼンスが感じられないからといって、自己意識が目覚めていないということにもなりません。
ただ自己意識の中枢が認識されていないだけのことです。
ですからあくまでも、『自己意識を自覚すること』が眼目でありまして、その結果として脳の振動が生まれる。
その振動を強化するために、下記で紹介するようなエネルギーワークを行う。
なので脳の振動は感じられなくともいいのです。
注意を引き戻すことによって、自己意識をを感じ取ろうとする取り組み自体が大切なのです。
それをせずして、エネルギーワークだけを行うと有害です。
似て非なるゴミのようなものが結晶化されてしまうでしょう。
ですから偉大な師であったグルジェフは、自己意識を目覚めさせるための自己想起というワークにおいて、脳の振動というものには一切言及していません。
私がステート・オブ・プレゼンスをはじめとするアジズやフーマンの教えやその人物というものをあまり評価していないのは、以上のようなことにも由来します。
悟りとは、ある観点からすれば、「自己(自我)としてのあなた(通常のあなた)のことを忘れること」であります。
ですがステート・オブ・プレゼンスは、「自己(自我)の中枢」ですので、とても強烈に「自己(自我)としてのあなた」を意識させることとなります。
ステート・オブ・プレゼンスは、ただのツールです。
ただのサードアイ・チャクラ/第三の目です。
ですから、それなりの高次の意識状態にある人や広範な知識をお持ちの方はおわかりのように、ステート・オブ・プレゼンスそのものは、アジズが言っているような「純粋意識」でも「アートマン」でもありませんし、グルジェフのいう「自己想起」と同じものでもありません。
グルジェフは自己想起という言葉を、(アジズの言葉で言うなら)ビーイングも含めたもっと広い意味で使っています。
ですがステート・オブ・プレゼンスにとっては肝心な「脳の振動」については、グルジェフは一切言及していません。
第三の目との関連すら示唆していません。
ステート・オブ・プレゼンスとは、その程度のものですから、賢明なる読者はステート・オブ・プレゼンスを、決して過大評価してはいけません。
ステート・オブ・プレゼンスが目覚めているかの検証
- あなたは「思考(想念)」と「あなた自身/あなたそのもの」とを同一視していませんか?
- 胸部に「感受性としてのあなた(の中心感覚)」が感じられるように、頭部(脳の位置)に「知性としてのあなた(の認知活動の中心感覚)」を(普段の生活において)感じていますか?
- あなたは思考(想念)に巻き込まれた時、自らの意志によって「思考(想念)」と「あなた自身」とを切り離すことができますか?
- 頭部(脳の位置)において「微細(振動数の高い)なバイブレーション(振動)」が常在していますか?
ステート・オブ・プレゼンスの目覚めや留意に取り組む前に
ステート・オブ・プレゼンスとは、「認知」の中枢ですから、「自己(自我)としてのあなた」の中枢であり、「知性としてのあなた」の中枢でもあります。
そこに留意する、あるいは留意し続けるということは、あなたにとっては馴染みのない行為であり、脳にそれなりの負荷がかかります。
心理学的にも、人間は認知という活動において強い負荷がかかり続けると「自我消耗」という状態になり、認知力やセルフコントロールが低下すると言われています。
そのような時には、甘いものが欲しくなるわけです。
経験的にも、長時間にわたって難しい本を読み続けたりして頭を使った後には、甘いものが食べたくなったりするでしょう。
努力を要する知性活動は、血液中のブドウ糖を多量に消費するようです。
ですが同じ甘いものでも、ブドウ糖が入ったものでなければ自我消耗は回復しないというデータがあるようです。
備えあれば憂いなしということで、ブドウ糖をしっかりとって、脳が疲れてきたら補給しながら取り組むと良いでしょう。
ブドウ糖を多く含む食べ物・・・ご飯、パン、ぶどう、杏子(あんず)、はちみつ、バナナ、うどん(麺類)、ラムネ、ごぼう、いも類など。
ステート・オブ・プレゼンスの目覚めに取り組む前のウォーミングアップ
ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせ、さらに活性化させていくためには、知性としてのあなたの働きが必要となります。
それなりの注意や集中も要します。
また、ステート・オブ・プレゼンスという気づき(アウェアネス)の中枢(センター)のある部屋へと入っていくためには、まず始めに玄関となる知性の中枢をくぐっていかなければなりません。
位置関係を図に示すと、このようになります。
一なるもの
↓
真なる自己:気づきの根源:純粋な気づき
↓
自己意識
↓
ステート・オブ・プレゼンス:第三の目:気づきの中枢
↓
知性の中枢
↓
想念:思考内容
ですから、ステート・オブ・プレゼンスの目覚めのワークへの取り組み前のウォーミングアップとして、あなたの気づき・知性・注意・集中を活性化させるための取り組みを用意しました。
このウォーミングアップの文章は、読み飛ばされても結構です。
ですが、もし後に紹介しますステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせるための簡単で効果的な方法を行っても、自覚することが困難だった方は、このウォーミングアップをされてから、再度トライしてみると何かが起きるかもしれません。
それでは、始めます。
遊び心で楽しみながらやりましょう。
取り組み1
以下の文字を、読み上げてください。
赤 青 白 黒 黄 緑 茶
簡単ですね。
取り組み2
それでは以下の文字を、漢字ではなく塗られた色で読み上げてみてください。
赤 青 白 黒 黄 緑 茶
自動的・受動的思考の働きでは手に負えないので、意識的・能動的思考を稼働させなければならなくなるわけです。
つまり意識的・能動的思考の活動への要請により、知性としてのあなたの積極的な参加が必要となったわけです。
そうなると、気づきや注意や集中にも負荷がかかるので、それらの機能が活性化されるわけです。
それでは先の取り組み2を、5回くらい繰り返してみましょう。
どうですか?
少しは、脳が暖まってきましたか・・・?
それでは、早速、実践へと移りましょう。
ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせるための簡単で効果的な方法
ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせるためには、注意の引き戻しという技法を用います。
あなたの中心から矢を射るかのように外側の対象物(ここではロウソクの炎)へと向かって真っすぐに飛び出して行く注意を、その発生源へと引き戻すのです。
※くれぐれも自己責任で行ってください。
※睡眠前に行うと寝つきが悪くなりますので、夜遅くにはしない方が良いです。
- 部屋を静かにして目を閉じます。(楽な姿勢で座っているのがいいでしょう。おすすめは正座ですが足が痛くなるようなら自分の楽な姿勢で良いです。)
- 「心のスクリーン」に映し出させる暗闇を見つめます。(思考やイメージが沸き起こってきてもかまいません。その時はその思考やイメージを見つめてください)
そこには暗闇(又は思考やイメージ[以下:省略])と、その暗闇に注意を向けて見ている「知性としてのあなた[以下あなた]」がいるのですが、両者があまりにも近くにあるため一塊のもののように感じられるかもしれません。
そこで暗闇とあなたとを分離します。
実際の所、暗闇はあなたの前にあるのですが、あまりにも近すぎて、そうは感じられないかもしれません。
心のスクリーン(暗闇)の場所は動かないですから、あなたの注意(気づき)を後ろに引き戻すのです。
スクリーン←――――――――――――――――あなた
スクリーン ←―――――――――――あなた
スクリーン ←――――あなた
スクリーン ・あなた
今はおそらく肉体における目、つまり眼球の辺りにあなたの存在を感じているかと思います。
それよりも更に
後ろ(内側)に行こうとしてみてください。
スクリーン →あなた
頭蓋骨の内側に潜り込むように。
難しいですか?
ならば
視線を上に向けてください。(頭が痛くならない程度に強めに)
頭頂部を見つめるようなイメージです。
もちろん目は閉じたままです。
そして
頭頂部を見つめるような視線のまま、頭蓋骨の内側に潜り込もうとしてください。
脳に何か微細なバイブレーション(振動)のような感覚を感じませんか?
眉間の数センチ内側あたり、又は脳全体が痺(しび)れているような感覚。
最初は微かにしか感じられません。
繊細になってください。
何も感じませんか?
ならばエネルギー・ワークとしての呼吸法も組み合わせます。
(空気とは、人間が常に補給し続けなければ生きていけないほどの強力なエネルギーであり、インドではプラーナと呼ばれます。
ちなみに意識もエネルギーです。
あなたが意識を眉間の内側に向けるということは、そこにエネルギーを供給することになります。)
- まず息をできるだけ吐き出してください
- そして鼻から頭蓋骨の内側へ向けてたっぷり吸いこんでください
- そして吸いこんだ息を吐きださずに、須賀遺骨の内側でキープ(保持)していてください
- (苦しくなる手前で)息を吐き出します。
それでは
頭頂部を見つめるような視線のまま、頭蓋骨の内側に潜り込もうとしながら、同時に1~4までの呼吸法を行ってみてください。
息を保持している時が最もバイブレーション(振動)が強くなっている時ですので、バイブレーション(振動)を感じ取るチャンスです。
息を吐き出しては保持を10回くらい繰り返してみてください。
脳に何か微細なバイブレーション(振動)のような感覚を感じませんか?
眉間の数センチ内側あたり、又は脳全体がジリジリと小刻みに痺(しび)れているような。
電動の髭剃り機を使っている時に手の平に感じるよりも小刻みな振動です。(女性の方にはわかりにくい例えで、すみません。)
何も感じませんか?
ならば
会陰(肛門より数センチお腹側寄り。わからなければ肛門でも良い。)を優しく締め付けるようにしてみてください。
そして会陰を締め付けたまま、頭頂へ引き上げようとして見てください。
(実際に引き上げれるかではなく、そのような意図を持った働きかけをすることによりエネルギーが脳(ステート・オブ・プレゼンス)に集まるのです。)
同時に頭頂部を見つめるように眼球を上向きにしている方が更にパワフルです。
それでも感じられないなら、更に脳に向けて空気を吸いこみます。
しかし今回は、会陰(または肛門)から背骨を通って脳まで吸いこみましょう。
そして吸いこんだ空気(エネルギー)を脳にキープ(保持)。
これを数回繰り返してみてください。
いかがですか?
その他の方法としましては「ア」と発声しながらやってみてもいいかもしれません。
「ア」の音のバイブレーション(振動)は頭部に共鳴します。
「エ」の音は口の辺りで共鳴します。
「イ」の音は喉の辺りに共鳴します。
「オ」の音は胸部で共鳴します。
「ウ」の音は腹部で共鳴します。
実際に同じキー(音の高さ)で「ア」「エ」「イ」「オ」「ウ」と発声してみると、「オ」の時が一番強く振動していることが身体の内部感覚として感じられます。
わかりにくい方は、胸に手を当てて、「ア」「エ」「イ」「オ」「ウ」と発声してみると良いでしょう。
この「母音を使った技法」は、ヨーガの様々なチャクラの開発にも役立てることができます。
「自分一人で行うには難しい・・・」という方には
こちらがおすすめです。
https://kowata0.com/spiritual-silence-session
ステート・オブ・プレゼンスを確立(定着)させるための簡単で効果的な方法
ひとたびステート・オブ・プレゼンスが目覚めたら、つまりその脳のバイブレーション(振動)を感じ取ることができるようになったら、次はステート・オブ・プレゼンスが常時存在するようになるよう、先の脳のバイブレーション(振動)の感覚を日常生活においても維持できるように努めます。
つまり日常生活においてステート・オブ・プレゼンスに注意を向けた時に、そのバイブレーション(振動)がなくなっている、もしくは弱まっていると感じた時には、上記の気づきの引き戻しのやり方の中で、あなたにとって最も効果的であった方法を使って、ただちにステート・オブ・プレゼンス(脳のバイブレーション(振動))を強化してください。
日常の雑事に気をとられることでステート・オブ・プレゼンスの存在を忘れてしまわないように、家中のいたるところに「ステート・オブ・プレゼンス」などと書いたポスト・イットを貼っておくと良いでしょう。
外にいることが多い人なら、掌(手のひら)にマジックで書いておく(「ステート・オブ・プレゼンス」という入れ墨はダサ過ぎです!)とか、ハッカ油など刺激のあるものを眉間の数センチ上の辺りに塗っておく、などというのも一つの方法です。
とにかくステート・オブ・プレゼンスが「なくなる→目覚めさせる」「弱まる→強化する」の繰り返しによって、ステート・オブ・プレゼンス(脳のバイブレーション(振動))の感覚を、一日中途切れさせることなく維持することができれば、数日で確立(定着)するはずです。
(ちなみに私は万が一のために、いちおう1週間続けました。)
要は先に紹介した注意の引き戻しと、あなたにとって最も効果的であった技法の組み合わせを、1週間ばかり「徹底的にやる」ということです。
私の場合は、
- 注意の引き戻しと、鼻から空気を脳に送り込んで10秒くらい維持する。
- それを3~5回続けて行う。
これを「弱まったかな?」と思う時に行うだけでした。
そしてステート・オブ・プレゼンスが確立(定着)したなと感じたら、しばらくは「ステート・オブ・プレゼンス強化の技法」を使わずに過ごしてみてください。
それでもステート・オブ・プレゼンス(脳のバイブレーション(振動))が絶えず継続しているようでしたら、注意・集中のエネルギーが結晶化していること、つまりステート・オブ・プレゼンスが確立(定着)しているということです。
ステート・オブ・プレゼンスが確立(定着)したら
あとは聖なるものを目覚めさせて、待ちに待った聖なる次元へとあなたが進化・拡大・移行するだけです。
ステート・オブ・プレゼンスだけが目覚めて、聖なるもの(ビーイングとハート)が目覚めていない状態というのは、苦しみにおいてもより気づきが強くなりますから、主観的には今までより苦しい状態にかんじることもあります。
ですからステート・オブ・プレゼンスは聖なるもの(ビーイングとハート)と同時に目覚めさせていくことが理想的です。
「聖なるものの目覚め」は、アジズの敬愛するフーマンも言っていたように、「悟ったマスターに直接伝達してもらうこと」が迅速で確実な最上の方法であることは、ラマナ・マハルシやプンジャジ、ガンガジなどの発言からもお分かりになるかと思います。
ステート・オブ・プレゼンスの目覚めや確立(定着)が容易なタイプと困難なタイプ
ステート・オブ・プレゼンスとは、「注意や集中の中枢」でもあるということは、もうお分かりだと思います。
ステート・オブ・プレゼンスとは、「注意や集中のエネルギーが結晶化したもの」と言うこともできます。
ですから男性的エネルギーである注意や集中のエネルギーが弱いタイプに人は、その目ざめや確立が困難ではあります。
おっとりとした女性的な方とかです。
しかし「おっとりタイプ」の方は、逆に「聖なるものの目覚め」は容易になりますので、お気を落とさずに。
どちらが優れているとか劣っているとかではありません。
一方、物凄い注意や集中を要する職業の一つに、F1レーサーというものがあります。
歴代の超一流のF1レーサーの顔写真を見ていただければ、彼らの顔に共通したものに気づくはずです。
そうです。
「両目の間の幅」が比較的狭い人たちなのです。
広めの人は思い当たりません。
わかりましたか?
私がわずか数日で覚醒状態(第三の目、ステート・オブ・プレゼンス)を結晶化(確立、定着)できた真相が・・・
悟りも物理です。
何も神秘的なものなどありません。
優れたマスターとは、こちらの次元のエネルギーだけでなく、高次の次元や高次のエネルギーにもアクセスできるために、その能力が神秘的に見えてしまうだけのことです。
話を戻しますが、「両目の間の幅」は「骨盤の幅」とも連動しているようなので、体型的にも表れているはずです。
骨盤が狭い人は食べ過ぎても、横に太りません。
腹が前にせり出すだけ、そのようなタイプの人達です。
ですから、おそらく「両目の間の幅」が比較的広い人たちは、ステート・オブ・プレゼンスの目覚めや確立(定着)に、それなりの困難を感じるのではないでしょうか?
不可能性すらあるかもしれません。
それならそれで、その人には必要ないということです。
あまりステート・オブ・プレゼンスを過大評価して、そのことで一喜一憂しないように。
その他にも、エネルギーの流れやすい場所が知性中枢か感情中枢か、すなわちあなたが知性中枢優位なタイプか感情中枢優位なタイプかという問題もあります。
その辺のことはまた後日加筆します。
ステート・オブ・プレゼンスの確立(定着)が困難な場合とは
ステート・オブ・プレゼンスが目覚めると、その高周波の振動により、今までにない負荷が脳にかかることとなります。
例えば、10キロの鉄アレイを持ちあげること。
これがステート・オブ・プレゼンスの目覚めだとしましょう。
筋力の弱い人には、持ちあげられません。
つまり目覚めさせることさえできません。
筋力が強い人なら、軽々と持ち上げることができます。
一日中、持ちあげたままいることだって平気です。
つまり確立(定着)も簡単です。
それなりに筋力のある人なら、なんとか持ちあげることはできるでしょう。
しかし時間が経過すると、筋肉が悲鳴を上げて、その維持が困難となります。
つまり確立(定着)が困難となります。
それと同じ現象が、脳において起きているわけです。
そこでは筋力ではなく、「注意力・集中力という精神的な筋力」において。
日常生活において通常行われているような「自動的・受動的思考」ではなく、「意識的・能動的思考」を強いるような難しい本などを長時間読み続けていても平気な人、つまり「注意力・集中力という精神的な筋力」が鍛えられている人なら、脳がすでに高周波の振動に慣れていますから、特に負荷として感じることもないでしょう。
ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせることができない場合
繰り返しますが、ステート・オブ・プレゼンスは自己意識の中枢ではありますが、自己意識そのものではありません。
自己意識はあるレベルにおける自己の主体であるため、その目覚めまでには長い期間を要する人たちもいますが、ステート・オブ・プレゼンスは自己意識としてのあなたが用いるツール(道具)でしかありません。
ですから、その目ざめや安定化も簡単なのです。
ですから3か月間くらい取り組んでみて、それでもステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせることや安定化させることができない人は、1年取り組んでもできませんし、1年取り組んでもできない人は、10年取り組んでもできないでしょう。
おそらくピントがずれているのだと思います。
ですからステート・オブ・プレゼンスみたいなものに、10年もだらだらと取り組む続けるようなことはやめましょう。
趣味でやるにはかまいませんが、真の探究においては、そんなのんびりとしたことをしているわけにはいきません。
3ヶ月間、上記のステート・オブ・プレゼンスのワークにそれなりに集中して取り組んでみて、目覚めさせることや安定化させることができなかったら、正しい指導者に師事して直接伝達などによって伝授してもらうか、ステート・オブ・プレゼンスというツールは後回しにして、自己意識や真なる自己といった本質的なものの目覚めに取り組みましょう。
ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせることに10年間取り組み続けても何も感じることできなかった人が、「私とのセッションにおいて簡単に目覚めさせることができた」というのには、「ステート・オブ・プレゼンスのバイブレーション(振動)のエネルギー」を私が直接伝達していることに大きな要因があるからです。
ですから、「ステート・オブ・プレゼンスが強固に目覚めている人」に「ステート・オブ・プレゼンスの直接伝達をしてもらう」ということも、一つの選択肢です。
同じステート・オブ・プレゼンスが目覚めている人でも、その目覚めのエネルギーが強い人の方が、更におすすめです。
具体的に言えば、「細やかなことにもよく気がつく、目力が強い人」つまり「おっとり系の真逆タイプの人」なので、その人の写真などを見れば雰囲気でわかるはずです。
遠隔でもステート・オブ・プレゼンスの直接伝達は可能です。
https://kowata0.com/direct-transmission-with-no-contact
信頼できそうなスピリチュアル教師をみつけたら、「(あなたは)ステート・オブ・プレゼンスの直接伝達ができますか?」と、まずはメールで問い合わせてみると良いでしょう。
(ステート・オブ・プレゼンスと言っても通じない教師もいるので、そのような場合は「第三の目(サードアイ・チャクラ)」と呼ぶことにしましょう。)
私のセッションでの「ステート・オブ・プレゼンスの直接伝達」について、参考までに話してみます。
1ステート・オブ・プレゼンスの目覚めに10年くらい取り組んでも目覚めさせることさえできなかったお客様が、私のセッションを受け始めてから、ステート・オブ・プレゼンスがふと目覚めて、気がついたら確立(定着)していたということがありました。
しかも当時の私は、ステート・オブ・プレゼンスを邪魔なものとみなしていたので、その人にはステート・オブ・プレゼンスのワークさえしていなかったのです。
その後に少し考え方が変わり、知性の中枢(ステート・オブ・プレゼンス)のワークもしておこうということになって、そのお客様がどうやらステート・オブ・プレゼンスが継続しているようだということを知ったのです。
ただ私が体験しているような「頭の中で炎が燃え上がっている」というような強烈なもの(なので上の画像です)ではなく、とても「かすかな感覚」のようでした。
そのお客様の知性の中枢(ステート・オブ・プレゼンス)のワークのセッションの休憩で、私が部屋を離れて、そのあと戻ってくると、お客様は「木幡さんがさっき休憩に行かれてから、脳のバイブレーション(振動)が弱まったんですけど、部屋に入って来られて、また強くなってきました。」と仰っていました。
そのように、私は注意力が良くも悪くも(長所は短所)元来とても強いようなので、数日で確立することができたのでしょう。
(私はその程度のものだと思っていたのですが、10年やってもできない人がざらにいるという事実を知って、私の方がレアなケースなのだと後に知りました。)
私は今までステート・オブ・プレゼンスの目覚めのワークと直接伝達(スカイプでの遠隔も含む)においても、失敗したことは一度もありません。
機会があったら、私のセッションを受けてみると良いでしょう。
ステート・オブ・プレゼンスの目覚めのワークと直接伝達でしたら、1時間のセッションでも十分だと思います。
また直接伝達でも目覚めない人にとっては、ステート・オブ・プレゼンスは必要ないと思います。
どういうことかといいますと、ステート・オブ・プレゼンスとは、「悟りという向こう岸」まで泳いで渡るための浮輪です。
つまり道具に過ぎません。
「悟りという向こう岸」まで渡るための「聖なるものという舟」を用意してくれる師を見つけることができれば、浮輪のことなどで悩む必要もないのではないかと思います。
それと、ステート・オブ・プレゼンスというツールが本当に必要となるのは、聖なるものの根源である一なるものへの引き込みが起きてから、すなわち聖なる次元の最も深い所、悟りの手前の段階に至ってからかもしれません。
ですが、そこまでの段階で満足される方がほとんどだと思います。
一般的に、魂は「無」よりも「在ること」を好むものですから。
「その人にとっての充足感」はそれぞれであるため、「その人にとっての最終的なゴール」は様々であるということです。
ですからそのような場合は、ステート・オブ・プレゼンスに煩(わずら)わされて遠回りするよりも、聖なるものの目覚めに焦点を合わせる方が賢明だと思います。
ステート・オブ・プレゼンスの直接伝達セッション
直接対面の通常の2時間セッションで、ステート・オブ・プレゼンスを目覚めさせることができなかった場合は、セッション料金を全額返金いたします。
(振込手数料は返金できません。)
1時間の電話での通常のセッションでも自信はありますが、全額返金となると万が一のこともありますので、2時間の直接対面だけに限らせていただくこととしました。
2018年6月末日まで限定のキャンペーンです。
ステート・オブ・プレゼンス、つまりサードアイ・チャクラ(第六チャクラ)の目覚めと同時(時間差はありますが)に、クラウン・チャクラ(第七チャクラ)の覚醒もあり得ます。
それなりにまじめな探究者が、ステート・オブ・プレゼンスみたいな「探求の入り口」みたいなところで、いつまでもウロウロしながら無駄なお金や時間や労力をかけている姿を見ているのは忍びないので、こちらがシビレを切らした次第であります(笑)
ですが、あらかじめお伝えしておきますが、ステート・オブ・プレゼンスの目覚めや確立(定着)とは、何かとても素晴らしいもののように思ってる方がいらっしゃいますが、いざ目覚めさせてみると、「えっ?これ?こんなもの?」という程度のものであります。
つきつめて言うと、脳のエリアの振動数が上がっただけのことですから。
私のようにその結晶化が強い人間にとっては、上の写真にある炎のように燃えたぎっている感じでありましたが(ですから私はステート・オブ・プレゼンスの感覚は嫌いだったです。目覚めさせたことを後悔すらしていた時期があります。今では「クラウン・チャクラとの融合」により変容されているので心地良いですが)私とのセッションでステート・オブ・プレゼンスが目覚めたお客様に訊くと、もっと穏やかな感じのようです。
つまり私が、その程度のツールとしてしかみなしていない訳がご理解いただけるようになるかと思います。
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