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意識

自己憐憫

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この記事は2019年1月2日、22:00に更新しました。

更新内容:序盤の文章に加筆しました。

 

「自分は、なんてかわいそうなんだ・・・」と

自己憐憫(じこれんびん)に耽(ふけ)るという行為こそが、あなたをより深い眠りの意識状態、すなわち肉体/精神との自己同一化という意識状態を強化し、内なる地獄の扉を開くこととなる。

という、その事実に気づきなさい。

 

自己憐憫にひたるということは、探究の初期などにおいては特にありがちなことなんだ。

なぜなら彼らは、目覚めることなしには救われないくらいに苦しく辛い環境や精神状態などに追い込まれるからね。

 

しかし、そこで自己憐憫にひたっているようではいけない。

本人にとっては、それが「自分を愛すること」のつもりなのだろうが、実際には

自己憐憫という行為によって、自己意識としてのあなたは肉体/精神との自己同一化を強化していくことで、結果的には自らを肉体/精神という窮屈(きゅうくつ)な幻想の檻(おり)の中に閉じ込め、自らを虐(しいた)げることとなってしまうのだ。

 

自分を慰(なぐさ)めているはずの自己憐憫というものが、なぜあなたを苦しめることとなるのか、そのメカニズムを理解しなさい。

さすれば、肉体/精神との自己同一化に基づく自己憐憫(じこれんびん)というものが、いかに惨(みじ)めな意識状態であるかということを理解するであろう。

その理解の暁には、そのような惨(みじ)めな自己の眠りの意識状態に留まり続けたままでいることなどできなくなるだろう。

 

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