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ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

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これは、今までに4回は読んだかな・・・

 

ま、とにかく面白いんだ。

 

おもしろい小説に解説は不要だよ。

 

もちろん、それなりに人間としての成熟がないと、このような一流の作家の作品の、本当の面白さを汲(く)み取ることができないのだけれど・・・

それでも読んでみる価値はあるよ。

一度読んで楽しめなければ、また半年後にでも読んでみる。

若いうちは、そうやって人生経験が増していくにつれ、これまでよりも感受性が豊かになり、今までは気がつかなかった細部への理解が生まれ、そのような細部の理解の積み重ねが全体的な理解に繋がっていくんだよ。

 

おもしろい小説。

血沸き肉躍るような小説というものは、まさにあなたの血肉となるからね。

そういった素晴らしい読書体験の積み重ねというものが、後にスピリチュアリティ/霊性を学んでいく上での下地のようなものとして作用し、横道にそれることなく私に正しい道を歩ませてくれたのだと思う。

 

特に東京にいた20代の頃は、将来の自分に対する投資だと思って、遊ぶお金や食事代を削りながら、月に3万円は書籍代に使っていたもんだよ。

間違ってなかったと思う。

 

つきつめて言うと小説も想念でしかないが、こういう想念なら大歓迎だ。

 

そんなわけで、人間としての土台作りという新たな指導法の一環として、これからもおすすめの本を紹介していきたいと思います。

 

ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

評論家どものウンチクなんぞは気にせずに、とにかく楽しみながら読んでいただきたい本です・・・

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