感情の制御について
社会においては「感情のコントロールができない人は未熟だ」と言われてしまう。
しかし、感情の動きそのものを(直接的かつ即時的に)コントロールすることは不可能なのだ。
よりマクロな視点から見れば、
「(巨大な潜在意識層から生じてくる)感情の動き」なんてものは「天気の移ろい」や「潮の満ち引き」と同じような自然現象の一部なのだから、個人の意思に基づく顕在意識レベルでの抵抗で歯が立つわけがあるまい。
ゆえに、「自身の成長」や「自己のエネルギー的進化」の観点から言うならば、感情の動きそのものの制御に取り組むのではなく、
(対人関係の場における)感情の表出を(直接的かつ即時的に)制御することが重要となる。
さらに言うなら、未だにして上記の事実が理解できていないのならば、
真の自己制御(自己意識主体での自己制御)ができていないどころか、
その前提となる適切な自己観察(自己意識視点からの自己観察)すらできていないということになる。
ゆえに、これらができてない人は、瞑想なんぞはすべきではない。
ますます頭や心が「やられちゃう」から・・・
ホントだよ!
本当に気をつけてね・・・ (^^)
だから、「自己観察」や「自己制御」ができていない人は、
瞑想よりも、まずは自己観察や自己制御に取り組むべきだ。
それは「日常生活の全て」において実践可能なのだから・・・
(「お金はかからないし、費やす時間もたっぷりある!」 最高じゃないか?)
とはいえ、「真の意味での自己観察や自己制御すらできていない探求者たち(すなわち、自身の苦しい現状を「メルヘンとして流布されている悟り」によって全てを解決/挽回できると考えている夢追人たち)」こそ、
「(世間の人々とは違い)自分だけは自己観察や自己制御がしっかりできている!」
と思い込んでいる、
そんな悲しい現実もあるのだが・・・(泣)
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