質問 :「瞑想中は心が静かなのですが・・・」

この記事は2020.3.24、1:35更新たしました。

更新内容:記事に加筆をいたしました。

 

生徒:瞑想中は心が静かなのですが、日常生活に戻ると心の落ち着きがなくなってしまいます。

どうすれば良いでしょうか?

 

木幡:落ち着きがないのはなのかね?

 

生徒:・・・誰・・・? ・・・私・・・でしょうか?

 

木幡:そのとは何なのかね?

 

生徒:・・・

 

木幡:あなた思考や感情などといったなのかね?

 

生徒:・・・違うような気もしますが・・・わかりません・・・

 

木幡:ならば、あなたが言うところの、すなわち思考や感情の落ち着きやざわめきに気づいているのは誰なのかね?

 

生徒:私です。

 

木幡:そうだ。

それが自己意識、すなわち気づきとしてのあなただ。

ならば、気づきの主体であるあなたにとっては、気づきの対象物に過ぎない心(思考や感情)の落ち着きがなかったところで問題はない。

気づきの主体であるあなたが静まっていれば、対象物である心(思考や感情)がどう動こうと問題ではない。

 

生徒:はい。それは、そうなのですが・・・

 

木幡:たとえるなら、こういうことだ。

あなたは電車に乗っている。

電車(身体)が動けば、窓の向こうの景色(心)も動く。

しかし、座席に座っているあなたそのもの(気づきとしてのあなた)は動いていない。

この時のあなた(気づきそのもの)は、電車(身体)や景色(心)の動きに、本質的には影響されない。

 

 

木幡:そのような事実を実感できる境地にまで、あなたの瞑想を、すなわち気づき明け渡しを深めていかねばならない。

気づきとしてのあなた気づきの焦点を合わせ、気づきとしてのあなたに明け渡すのだ。

透明で純粋な水は、光を遮(さえぎ)らない。

透明で純粋な心(ハート)は、目覚めの光を遮(さえぎ)らない。

透明で純粋な心(ハート)は、あなたを決して裏切らない。

そのことを信じなさい。

あなたのハートが純粋であるならば、やがて絶え間なき内なる瞑想の境地が訪れてくるだろう。

それが恩寵、すなわち神の愛というものだ。

あなたの意識内において絶え間なき内なる瞑想が自覚されたその時、あなたは動いていない。

そして、不変で不動のあなたが輝き始める。

 

生徒:はい。

 

木幡:それに心(思考や感情)とは本質的に動きまわるものなのだ。

心(思考や感情)は動くことが仕事であり、それが自然なのだ。

心(思考や感情)が絶えず動いていてくれるからこそ、あなたは他の人間や外的世界に対して適切に対応することができる。

心(思考や感情)が自動的に動いていてくれるからこそ、あなたは内なる不動の安らぎの中で、そのことに静かに気づいていることができる。

 

生徒:・・・

 

木幡:そこを間違えてはいけない。

あなたは心(思考や感情)ではない。

心(思考や感情)とは、あなたの道具なのだ。

身体も同様だ。

だから、なにも電車(身体)を止める必要はない。

窓の向こうの景色(心)の流れを止める必要もない。

電車が動いている限り、すなわち肉体としてのあなたが生きている限り、それは不可能なのだ。

いわゆるサマーディ(深い瞑想状態)の時のような、条件付きの一時的な状況でなら可能だがね。

しかし、そのような条件的無心は永続化しない

それゆえ価値がない。

禅(ぜん)で言うところの魔境のようなものだ。

「自己探求の道」においては、永続化しないものに価値はないのだから。

永続化しないもの、それは「自己探求の道」においてはただの体験でしかない。

永続化するもの、ただそれだけが、真なる自己に由来する境地となり得るのである。

 

生徒:はい。 ありがとうございました。

 

木幡:さあ、もうあなたは、窓の向こうの景色(心)の動きについて何も心配することはない。

この内なる静けさの中で、あなたを育んでいきなさい

簡単なことだ。

あなたが止まっていれば、それでいい・・・

 

 

「内なる静けさ」とつながっていたい・・・

 

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