柔らかな留意
この記事は2021.10.31、17:00に更新しました。
更新内容:記事に加筆をいたしました。
柔らかな留意
あなたの右腕がハチに刺されたら、あなたの注意は自然と右腕へと向かうだろう。
あなたが左手をつねられたなら、あなたの注意は自ずと左手へと向かうだろう。
そのような注意に努力はいらない。
同じように、自己意識のセンターであるヘッドセンターがそれなりに活性化してくれば、あなたの注意は自ずとヘッドセンターから放射される高波動のエネルギー振動またはその振動音に惹(ひ)きつけられるようになる。
そのような自然発生的な注意には、強い集中など必要としない。
ヘッドセンターが活性化した状態においては、ヘッドセンターに向けての努力のいらない注意が生じるはずである。
そのような自然発生的な注意にゆだねることを、私は柔らかな留意と呼んでいるわけです。
それは、まるで赤ん坊の頭をなでる時のような優しいタッチでの留意。
それは、ある種の穏やかな集中状態とも言えるが、いわゆる努力によって行う強い集中とは異なります。
そこにはある種の集中とくつろぎとが争うことなく共存している。
それこそが真の瞑想状態なのであるが、それはいわゆる努力によって行う瞑想とは異なります。
行為者として行う「行為としての瞑想」ではなく、観照者としてなされる「在り方としての瞑想」だ。
これは瞑想におけるタイプの違いではなく、次元の違いだ。
努力によって行う集中や瞑想ではなく、最小限のささやかな努力だけが必要とされる柔らかな留意が起きることを許してください。
何もせずに、ただ静かに在ることによって・・・
もっと理解を深めたい
「柔らかな留意」を目覚めさせる「自己意識の直接伝達」
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