プンジャジ
この記事は2019.4.1、0:50に更新しました。
更新内容:記事前半に加筆修正をいたしました。
プンジャジについて
プンジャジ
通称パパジ
ラマナ・マハルシからの沈黙による直接伝達によって覚醒したインドの覚者。
ラマナ・マハルシからプンジャジへと続く悟りの直接伝達の継承は見事です。
確かな直接伝達が継承されていること、これがアドヴァイタ(非二元)系の強みです。
まぁ、プンジャジくらいの人物でしたら、ラマナ・マハルシからの直接伝達がなくとも、いずれは、その生において悟りを実現していたことでしょうが、ラマナ・マハルシからの直接伝達によって、その実現が早くなったことは間違いありません。
彼もまた優しくて強い人です。
ま、そもそも強くなければ、優しくあることなんてできませんが・・・
悟っていることに並んで、ここは一番大切なところなので、今回も強調しておきます。
対話集「覚醒の炎~プンジャジの教え~」について
この対話集の教えも、なかなかのものです。
聴衆に媚(こ)びるような嘘がないという意味においてです。
悟りと目覚めとの区別がついていないところなども含め、悟りに関する理解がぬるいところや、発言の慎重さに欠けるところは多々ありますが、それも彼の長所の裏返しであることを考えれば、その短所を補うことができるほどの悪くはない教えではあります。
彼はスピリチュアル教師として生計を立てていたわけではないと思うので、彼の行うサットサンは、おそらく定年後のプライベートな活動として行っていたものでしょう。
ですから本当のことを語っています。
スピリチュアル教師にありがちな老獪(ろうかい)な媚(こ)びやへつらいもありません。
彼の愛情、すなわち「母性的な包み込むような優しさ」と「父性的な厳しい愛情」に溢れています。
そこから「真の探究者としての心構え」を学ぶこと、それだけでも価値があります。
それがあなたの確かな土台となります。
さらに、この本は初歩的な準備のステージにおける取り組み、「純粋意識の目覚め」の始まりからその進展過程の状態、最終ステージである「悟りの次元」の状態まで、悟りに至るまでの全ステージについての描写がなされています。
そのステージの違いが示唆されていないため、その見極めが、探求者には難しいのが玉に瑕(きず)ではありますが・・・
直接伝達により、「純粋意識の目覚め」が起きている最中のシーンも描かれています。
やれガイダンスだ、インナーボディだなどと言った、本質から外れた脇道に迷い込まされて行き詰ってしまった探究者が、軌道修正する際においての道標(みちしるべ)ともなります。
胡散臭い脇道というものは、「『悟りや目覚めという夢』を見続けたい人たち」からの需要と供給によって支えられているものです。
それが正しい道であるかのように・・・
それもまた宇宙という全体においては、必要なことなのです。
ここは地球ですから・・・
悟りへの本質的な道は、シンプル極まりないものであります。
それは、
「純粋意識を目覚めさせて育み、それと一つになること」
だけであります。
アドヴァイタ(非二元)系マスター流に言うなら、
「真我に留まっていなさい」
これだけなのです。
この本を読めば、本当のマスターとはどういう存在であるのかが、色んな意味でおわかりになるかと思います。
この本の中のプンジャジという存在を通して、「本物の師(マスター)とはどのようなものなのか」をきちんとインプットしておけば、今後は変な教師に魅了されることもないでしょう。
この本の良さは、探究の終わりに近づくにつれて、ますますお役に立ってくれることです。
そのような意味で、巷に溢れているその他の本とは真逆です。
つまり「本物の師(マスター)」と「いわゆるスピリチュアル教師」との違いです。
どの分野においても、本物なんてものは、ほんのほんのほんのわずかしかいません。
ということは、つまり探究者が本物の師に直接的に会えることは、まずないということです。
特に今のの日本では。
その当たり前の事実の結果が、現在のスピリチュアル・シーンに反映されているだけなのです。
プンジャジは、その臨在においてラマナ・マハルシほど偉大ではありませんが、直接伝達の能力にも優れたダイアモンドのように貴重な師です。
このクラスの師は、なかなかいません。
教えも、全ての贅肉(ぜいにく)をそぎ落としたようにシンプルかつ本質的で、さすがだなと思います。
つまり人間としても立派だなと・・・
ありがとう、パパジ・・・
もっと理解を深めたい!
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。